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最新情報虫が寄る工場周辺の“防虫清掃ルール”
2025年8月26日
こんにちは、コネクト+です。
夏から秋にかけて、工場では小さな虫が大量に発生しやすくなります。
とくに食品や部品の保管エリアに虫が入り込むと、品質トラブルや異物混入のリスクが急増。
防虫剤だけに頼るのは限界があり、日常の清掃と環境管理こそが最も重要な防虫対策です。
今回は、1回の清掃で虫が寄りつきにくい環境を作る方法とルールを徹底解説します。
01工場に虫が集まる理由
- 出入口の開閉で虫が侵入しやすい
- 周囲に雑草やゴミがあると発生源になる
- 段ボールや木パレットに卵や成虫が潜んでいる
- 夜間照明に誘引されて敷地に集まる
虫が寄る環境は、「少しの汚れや隙間の放置」から始まります。
防虫は薬剤より環境管理の徹底が基本です。
02【1回で効果が出る】防虫清掃ルール
(1)外周の雑草・ゴミを撤去(10分)
- 敷地周囲の草むらや排水溝に虫の巣ができやすい
- 月1回の除草とゴミ拾いが基本
- 雨水マスはフタを開けて泥を取り除く
(2)出入口周辺を毎日乾拭き(5分)
- 床や壁のホコリ・食べかすを掃除
- 特に積荷の周辺は汚れや虫が付きやすい
- 電動モップや掃除機を活用すると効率的
(3)灯りに集まる虫の「誘引源」を削減(5分)
- 夜間は虫が寄りにくい防虫ライトに交換
- 自動ドアの開閉を最小限に設定
- 不要な照明は消灯する
(4)段ボール・木パレットは短期保管(3分)
- 虫や卵がつきやすいため、納品後は早めに片付け
- 床から離して保管し、台車を使って移動
(5)室内の防虫マットを定期交換(5分)
- 粘着マットは虫の侵入を見える化できる
- 定期的に交換して効果を維持
→これらを組み合わせるだけで、虫の定着リスクを大幅に削減できます。
03プラスの工夫
- 防虫清掃を写真記録し「見える化」することで習慣化
- 異物混入リスク低減の教育資料として活用
- 大型ファンで出入口からの空気流入を制御
04よくあるQ&A
Q:虫が多い時期だけ徹底すればいい?
A:いいえ。普段の清掃と予防の積み重ねが、虫の侵入を減らします。
Q:薬剤だけではダメ?
A:薬剤は補助的手段。環境管理なしでは根本解決できません。
工場周辺の虫対策は、防虫剤をまく前に「徹底した清掃と整理整頓」が基本です。
1回で効果が出るルールを習慣にすれば、清潔・安全・高品質な工場を守れます。