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年末の防災チェックと一緒に行うオフィス整理術― 掃除と安全点検を同時に進める

2025年12月16日

こんにちは、コネクト+です。

年末になると「大掃除」「書類整理」「防災チェック」など、

オフィス内のやるべきことが一気に押し寄せます。

とはいえ、業務も多忙な時期。掃除に長時間はかけられませんよね。

そこで今回は、防災チェックと整理整頓を同時に進める“効率型オフィス掃除法”をご紹介します。

忙しい年末でも1時間以内で完了できる内容ですので、

掃除当番や総務担当の方はぜひ実践してみてください。

01年末こそ「防災+整理」でオフィスを安全・快適に

災害時、オフィスでは「通路の確保」「物の落下防止」「非常用備品の使用可否」が命を左右します。
このため、掃除と同時に安全確認を行うことが最も効率的な防災対策なのです。

たとえば、

  • 書類棚を拭きながら、上に不安定な物がないかチェック
  • 給湯室を清掃しつつ、消火器や非常口の位置を再確認
  • 床をモップがけしながら、避難通路が塞がれていないか確認

といったように、「掃除=点検」の意識を持つことで、年末の作業を一度に完了できます。

02書類棚・キャビネット周りの整理と安全確認

■ 手順:上から下へ“安全順序”で整理

  1. 棚の上段から物を下ろす
     地震時に落下しやすい位置なので、重いファイルや段ボールを置かないのが鉄則。
     年末には一度すべてを下ろし、要・不要を判断しましょう。
  2. 不要書類は即処分・スキャン保管も有効
     個人情報や社外秘資料はシュレッダーへ。
     保存が必要な資料はPDF化してクラウドにまとめれば、紙量も激減します。
  3. 棚の背面・側面を拭き上げる
     静電気でホコリが付着しやすい場所。
     マイクロファイバークロスに**オフィス用中性洗剤(100倍希釈)**を含ませて拭くと、汚れも帯電も防げます。

■ 防災チェックポイント

  • 棚の固定金具に緩みがないか
  • 高所に重いものを置いていないか
  • 通路側へ張り出した物がないか

👉 この3点を確認するだけで、災害時の怪我リスクを大幅に減らせます。

03給湯室・休憩スペースの安全清掃

給湯室は「火」「水」「電気」が集中する場所。
日々の汚れが原因でトラブルにつながるケースもあります。

■ 時短掃除のコツ

  1. シンク:重曹+お湯で5分放置
     粉末重曹を大さじ2ふりかけ、40℃程度のお湯を流して放置。
     その間に電子レンジ・冷蔵庫の拭き掃除を進めると効率的です。
  2. 電子レンジ:内側の油はオキシ液で拭く
     オキシクリーン小さじ1をぬるま湯500mlに溶かし、布巾でサッと拭き上げ。
     温めムラや焦げ臭さも防げます。
  3. 床と排水口:仕上げはアルコール拭き
     滑り防止&除菌を兼ねて、アルコールスプレーで床を軽く拭きます。

■ 防災チェックポイント

  • コンセント周りに水がかからない位置か
  • 電気ポットや電子レンジのコードが傷んでいないか
  • 消火器の設置位置と使用期限を確認

掃除と同時に「電源・水源・火気」の安全確認を行うことがポイントです。

04トイレ・洗面所の衛生管理と避難導線チェック

■ 清掃ステップ(10分で完了)

  1. 便器・床・ドアノブの順で消毒拭き
     使い捨てクロスにアルコールスプレーを噴霧し、上から下へ。
     床の黒ずみは中性洗剤で軽くこするだけでOKです。
  2. 鏡と蛇口は重曹スプレーでピカピカに
     白い水アカが取れるだけで、見た目の清潔感が格段にUP。
  3. トイレットペーパーや洗剤の在庫確認
     防災時にはトイレ用品が命綱になります。
     災害用簡易トイレやビニール袋も一緒にストックしておきましょう。

■ 防災チェックポイント

  • 非常時の避難経路に物を置いていないか
  • 停電時に使用できる照明(懐中電灯など)があるか
  • 洗面所の下に漏水がないか

👉 トイレは「衛生+避難導線」の確認が同時にできる場所です。

05執務室全体の“安全導線”を確認

日常的に慣れているオフィス空間も、非常時には危険が潜みます。
たとえば、プリンターの上に積まれた用紙、机下の配線、積み上げた段ボールなど。
転倒・落下・出火リスクを見える化しておきましょう。

■ チェックリスト(5分で完了)

  • 通路が70cm以上確保されているか
  • 電源タップが埃で埋もれていないか
  • 不要なOA機器がコンセントに繋がっていないか
  • 非常口サインが見える位置にあるか

これらを確認しながら、机周りのホコリをハンディモップで取っていけば、
清掃と安全点検を“ながら”で進められます。

06備品棚・防災グッズの総点検

■ 確認すべき備品例

カテゴリチェック内容
救急用品消費期限・使用期限切れがないか
食料・飲料賞味期限をリスト化して管理
懐中電灯電池切れ・点灯確認
携帯充電器ケーブル断線・端子汚れ
マスク・消毒液数量と衛生状態の確認

棚を拭き掃除しながら、「防災袋」「救急箱」「水の備蓄」を見直すだけで、
掃除後の安心感がぐっと高まります。

07防災×掃除で“安全な職場環境”を習慣に

防災点検は「年1回まとめて行う」よりも、
日々の掃除の中で小まめに意識することが、最も効率的です。

たとえば――

  • 週1の床掃除時に通路確認
  • 月1の給湯室清掃時にコンセント点検
  • 四半期ごとの棚掃除で防災備品確認

このようにサイクルを決めておくと、
年末の大掃除が「確認作業」だけで完了します。




  • 掃除と防災は同時に行うと効率3倍
  • 書類棚・給湯室・トイレを重点的に
  • オフィス全体の導線確認で“安全×清潔”を両立
  • 防災備品の整理は棚掃除のついでに

年末のオフィス清掃は、単なる「片付け」ではなく、
従業員の命を守る“安全点検”の時間です。

短時間でも意識を変えるだけで、
新しい年を安心して迎えられる職場環境を整えられます。