NEWS

最新情報

浴室清掃:汚れの種類別清掃方法

2023年9月20日

こんにちは、清掃会社のコネクト+です。

今回は、浴室清掃についてのお話です。汚れの種類から洗剤の使い分けまで、ためになる情報をお伝えいたしますので、最後までよろしくお願いします。

お風呂の汚れの種類と原因

お風呂の汚れは様々な種類があり、それぞれ異なる原因に起因しています。まず、正確な清掃を行うためには、どうして汚れたのか、どういった汚れが発生しているのかを理解しましょう。

  1. ピンク色のぬめり ピンク色のぬめりは、細菌の一種もしくは、藻類である可能性があります。この現象は、「細菌や微生物の成長」に関連しており、「ピンクのカビ」と呼ばれていることもありますが、実際にはカビではなく、細菌や藻類です。
    細菌の場合は、湿った環境で繁殖し、ピンク色の薄膜を形成します。浴室の壁や床、シリコン部など、湿度の高い場所で見られます。
    藻類の場合は、細菌と同様に高い環境で繁殖し、こちらはピンク色のぬめりを発生させます。主に浴槽や排水口周り、シャワーカーテンなどに発生する場合が多いです。
  2. 黒カビ 黒カビは名前の通りカビの一種です。このカビは、湿度の高い環境や水分が溜まりやすい場所で成長しやすいカビです。黒カビは有害な微小な微生物を含み、その胞子が空中に放散することがあります。これらの胞子を吸い込むと、呼吸器系への影響やアレルギー症状を引き起こすことがあります。特に免疫力の低下した人々やアレルギー体質の人々にとって潜在的な健康リスクとなります。
  3. せっけんカス 浴室での泡の残りによる汚れは、一般的にシャンプーやボディーソープなどの洗浄剤を使用した際に、それらの洗浄剤が水と混ざり、泡立って浴槽や壁、床に付着した後、水が蒸発することによって発生します。
  4. 水アカ 浴室で発生する水垢は、主に硬水中に含まれるミネラルやカルシウム、マグネシウムの成分が、水滴や水分が蒸発する際に表面に残り、結晶化したものです。これらの成分が水滴と一緒に浴室の表面に付着し、時間が経つにつれて堅い白い斑点や堆積物となります。水垢は特にシャワーヘッド、シャワーの壁、ガラス戸、蛇口、浴槽の蛇口などの水がしばしば触れる箇所によく見られます。
  5. 皮脂汚れ 浴室での皮脂汚れは、身体から分泌される皮脂が浴槽やタイルなどの表面に付着してできるものです。皮脂は、汗と一緒に身体から分泌されます。入浴時、皮脂が水と混ざり、浴槽や浴室の壁に付着します。また、入浴中に使用する石鹸やシャンプーに含まれる成分と皮脂が反応することで、皮脂汚れが形成されることがあります。

お風呂用洗剤の使い分け

適切な洗剤を選んで、汚れに応じて使い分けることが重要です!

  • お風呂用の中性洗剤:一般的なお風呂掃除に適しています。特にピンク色のぬめりや水アカに対する除去に効果的です。
  • お風呂用の酸性洗剤:黒カビやせっけんカスに有効的な洗剤です。ただし、使用する際には用法要領に注意して使用するようにしてください。
  • お風呂用のアルカリ性洗剤:皮脂汚れに効果的です。そのため、浴室や壁の清掃にもよく使用されます。
  • 塩素系漂白剤:重曹やクエン酸と組み合わせて、特に頑固な汚れやカビを対処する際に使用します。
  • 重曹とクエン酸:化学物質には頼らない、自然な洗剤として使用できます。また、優れた洗浄力を持っています。

お風呂掃除の基本手順

①準備

  • 手袋とマスクを着用して、汚れや濡れてもよい服にします。
  • 窓を開け、換気扇を回し、しっかりと浴室内を通気した状態にします。
  • それぞれの汚れに応じた洗剤を準備します。

  • ②ピンク色のぬめりの清掃方法

    1. 汚れた箇所に中性洗剤(もしくは酸性洗剤)を直接スプレーします。
    2. 少し時間をおいて、洗剤が浸透するのを待ちます。通常、10〜15分ほどで効果が出てきます。
    3. スポンジやブラシを使って、ピンク色のぬめりをこすり洗いします。力を入れ過ぎないように注意しましょう。
    4. 洗剤とぬめりを洗い流し、水で十分にすすぎます。

    ③黒カビの清掃方法

    1. 黒カビには酸性洗剤が効果的です。市販の酸性洗剤を用意し、黒カビの発生箇所にスプレーします。
    2. スプレーした酸性洗剤をしばらく放置し、カビを浸透させます。時間が経ったらブラシまたはスポンジを使用してカビをこすり落とします。
    3. カビをこすり落としたら、洗浄してカビと洗剤を取り除きます。最後に十分にすすぎます。
    4. 浴室内をよく乾燥させ、湿気を取り除きます。

    黒カビは健康に悪影響を及ぼすことがあるため、浴室内での発生を防ぐために定期的な清掃と湿度管理が重要です。


    ④せっけんカス

    泡の残りによる汚れですので、毎日のケアが特に大事です。

    1. 毎回の使用後に水で流す: シャワーや浴槽を使用した後、残った泡や洗浄剤を水でよく流してください。水を流すことで泡の成分が洗浄され、汚れの発生を抑えることができます。
    2. シャワーカーテンの手入れ:シャワーカーテンに泡の残りが付着した場合、カーテンを取り外し、洗濯機で洗うか、重曹と水を混ぜた溶液で拭き取ることができます。また、シャワーカーテンがカビや黒カビで汚れてしまった場合は、適切なカビ取り剤を使用して清掃します。
    3. シャワーヘッドの清掃: シャワーヘッドの穴が詰まらないよう、定期的に取り外して掃除しましょう。酢と水を混ぜた溶液にシャワーヘッドを浸し、カルシウムや汚れを取り除くことができます。
    4. 浴槽やシャワー床の清掃: 使用後、浴槽やシャワー床を水ですすぐか、中性洗剤を使って汚れをこすり落とします。汚れがたまりにくくするため、風呂の換気を十分に行い、湿度を管理します。

    これらの清掃方法を実施することで、泡の残りによる汚れを予防し、浴室を清潔に保つことができます。毎日発生するものですので、日々心掛けて適切な清掃を行い、湿度をコントロールすることで最小限に抑えられます。


    ⑤水アカ

    1. 中性洗剤を水で薄めた溶液を作成し、水垢の付着した表面に塗ります。中性洗剤は水垢に対して効果的であり、酸性またはアルカリ性の洗剤よりも安全です。
    2. 中性洗剤を塗布した後、柔らかいスポンジや歯ブラシを使って水垢をこすります。硬いブラシや金属のスクラッチャーを使わないようにし、表面を傷つけないように注意しましょう。
    3. 酢は酸性の性質を持っており、水垢を溶かすのに効果的です。酢を水で薄めた溶液を作成し、水垢のある箇所に塗ります。数分後にスポンジでこすり、水で洗い流します。ただし、酢の香りが残ることがあるため、よくすすぎましょう。
    4. ホームセンターやスーパーマーケットで購入できる水垢取り剤を利用することもできます。使用方法に従って、水垢を取り除きます。ただし、使用前にラベルの指示をよく読んでください。

    なお、水垢の再発を防ぐために、浴室を使った後は水滴を拭き取る習慣を持ち、浴室の換気を良くすることが重要です。また、硬水に対応した水軟化装置を検討することもできます。


    ⑥皮脂汚れ

    1. まず、中性洗剤(pHが中性のもの)を水で薄めて溶液を作ります。この溶液を皮脂汚れの付着した箇所に塗布します。中性洗剤は皮脂に対して効果的であり、浴室の表面を傷つける心配がありません。
    2. 中性洗剤を塗った後、柔らかいスポンジやクロスを使用して軽くこすり洗いします。力を入れすぎないように注意し、表面を傷つけないようにしましょう。
    3. 皮脂や洗剤の残留物を完全に洗い流すために、充分にすすぎましょう。残留物が残ると、新たな皮脂汚れや水垢が付着しやすくなります。

    皮脂汚れは日常的に発生するため、定期的な清掃が大切です。週に一度の清掃を心掛けることで、皮脂汚れの蓄積を防ぎます。シャワーを浴びた後、浴槽や壁に残った皮脂汚れを早めに取り除く習慣を持つことで、清潔を保ちやすくなります。


    ⑦しっかり乾燥させたら完成!


    いかがでしたか?これで浴室清掃もばっちり!ですが、もし強い汚れやカビがあったり、忙しくて掃除できない!プロの手を借りたい!ということがありましたら、ぜひコネクト+へお声掛けください。